胃内バルーン留置術

さて、従来の肥満治療でも改善されない重度の肥満症の場合、どのようにすればよいのでしょうか?

日本では2004年から、大分大学付属病院などで行われているある肥満治療法があります。

それが「外科的に肥満治療する」という方法です。具体的にはどのような方法でしょうか?

大分大学付属病院などで行われている方法には主に二種類あります。

一つめは「胃内バルーン留置術」。
この方法は、シリコンでできた風船を内視鏡で胃にいれます。
その後、風船に生理食塩水を約500cc入れてふくらませます。
風船の分だけ胃の中の容量が小さくなり、食物の通過時間を長くして、食事量を減らし、結果的に肥満治療になるという方法です。

胃内バルーン留置術胃の中に消化に邪魔なものを置いて、消化を遅らせるという、実に画期的な方法です。

しかも、胃内バルーン留置術では、風船を飲み込むだけですから、身体にメスを入れる必要がありません。
患者さんの負担にならないという点も大きなメリットです。

さらに施術にかかる時間はなんと十数分。入院期間も数日で大丈夫なのだそうです。

でも、
「こんな簡単なことで本当に効果があるの?」と思う方がいるかも知れません。

驚くなかれ、これまでの実績では、なんと平均で5ヶ月間で10kg以上ダイエットできたそうです。

ただし、胃の中にバルーンを入れるわけですから、バルーンが胃液で溶けてしまわないか、また、身体にとって異物であるバルーンを入れることで副作用がないか、気になるところです。

実際、胃内バルーン留置術は、最長でも半年だそうです。
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