やせていた人の肥満に注意

 もともと太っている人よりも、やせていた人が肥満になるほうが危険だという調査結果が出ました。

 20歳のころにやせていた男性が10kg以上太ると、心筋梗塞(こうそく)などの虚血性心疾患の発症率は、体重の変化が少なかった人に比べ、約2倍になることが、厚生労働省の研究チームの調査で明らかになりました。

 この肥満と心疾患に関する調査は、全国約9万人の中高年を対象に行われた大規模な調査で、20才の時の体重と、現時点の体重を比較し、体重の変化率と心疾患の発症率との関係を調べたものです。

 普通、肥満になると心筋梗塞などの心疾患になる危険性が高いといわれています。しかし、もともと太っている人と、だんだん太ってきた人とで、どちらのほうがより危険なのか、これほど大規模な調査が日本で行われたのは初めてでしょう。

 そして、調査の結果なのですが、20歳の時にやせ気味だった人が10kg以上太った場合、体重変化が5kg未満だった人に比べて、心疾患を発症する危険率が2倍に膨れ上がったそうです。

 また、肥満体型と判定される男性は、標準体型の男性に比べて、危険率が1.8倍だったということです。

 肥満は健康に良くないことはもちろんそうですが、特に急激な体重の増加には特に注意すべきでしょう。

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